「みたけとんちゃん」は、豚のホルモン、玉ねぎ、ニラを鉄板で焼き、こだわりの甘辛い味噌ダレで味付けした御嵩町のソウルフードです。
ホルモンと新鮮な野菜がこだわりの甘辛い味噌ダレと絶妙にマッチして、一度食べたらクセになります。

特に味噌ダレが味の決め手で、「みたけとんちゃん発展会」では、地元御嵩町で作られている「中鉄砲」という希少価値の高い大豆からできた「みたけ味噌」を味付けに使用しています。
また、この「みたけ味噌」を使ったオリジナルレシピ「元祖みたけとんちゃん」を開発しようと、現在試行錯誤中です。
※「中鉄砲」は、現在では御嵩町美佐野と可児市内で栽培されているのみの希少価値の高い大豆です。2013年4月に農林水産省の産地指定銘柄に指定されました。
「中鉄砲」は、普通の大豆より少し大きく、豆腐の加工業者からは味が良いとの評価を受けています。
★みたけ味噌
御嵩町産「中鉄砲」と米だけを使用して作っています。米麹を含むすべての工程が手作業です。さらに無添加ですので安心安全。学校給食にも使用され、減塩についても考慮されていますので優しい味噌です。
「みたけとんちゃん」のこだわりは「鉄板焼き」
御嵩町には「亜炭鉱」があり、明治から昭和後期にかけて多くの炭鉱労働者が御嵩町に出稼ぎに来ていました。
この労働者たちがスコップを鉄板代わりにして「とんちゃん」を焼いて食べていました。
まさに、「鉄板焼き」が、「みたけとんちゃん」のこだわりです。
亜炭鉱で働くことは、毎日たいへん体力のいる仕事でした。
御嵩町では、新鮮な豚のホルモンが手に入りやすい環境であり、また「みたけとんちゃん」は、安価で栄養価も高く、炭鉱で働く人たちにとっては、重要なエネルギー源であったようです。
この「みたけとんちゃん」は、亜炭鉱は閉山したのちも、御嵩町のみなさんにソウルフードとして根付き、広く愛される食べものになり、現在では家庭料理として普及し、それぞれの家庭で特有の食べ方をされています。
